小石原ポタリーは、小石原の窯元と、フードコーディネーター・長尾智子の
コラボレーションによって開発された、新しい民芸の器です。
テーマは「料理をおいしくする器」
フォルム、手触り、重み、意匠の一つひとつに、温かい風合いが息づいています。
どんなメニューとも食卓の風景ともマッチする、
モダンなたたずまいをお愉しみください。
小石原ポタリーが始まって10年が過ぎ、その間いろいろなアイテムを作ってきました。さて11年目、という節目に考案したのは、3つの鉢が大中小と重なって収まる「入れ子鉢」。伝統の柄が重なり、手の中にすっぽりと馴染む器です。入れ子になる器の発祥は、禅宗の応量器でしょうか。重なり収まる中で、基本の食事を豊かに済ませることが出来たら、それは暮らしの中心にもなりそうです。
入れ子鉢を一人分の器として食生活を考える時、その中に相応しいのは、やはりご飯、汁物、香の物や野菜果物でしょう。それを「洋」に置き換えて、ひとつパン皿と入れ替えたり一番小さなものにはジャムを入れたりとイメージすると、より広がりが出るように感じます。小石原ポタリーの器の中に、「和」の考え方が加わったことで、皆様の食の形がより一層豊かになりますように。
長尾智子 プロフィール
フードコーディネーター。「暮しの手帖」「クロワッサン」などの雑誌連載や著作、飲食店のメニュー、商品開発等でフードコーディネーターとして活躍。 著書に「ベジマニア」(文化出版局)「お鍋ひとつでできること」(枻出版社)「料理1.2.3」(暮しの手帖)「毎日を変える料理」(柴田書店)など多数。
参加窯元
『森山實山窯』(森山 元實)・『宝山窯』(森山 金光)・『元永陶苑』(元永 彰一)・『川崎哲弘窯』(川崎 哲弘)・『鬼丸豊喜窯』(鬼丸 豊喜)・『圭秀窯』(梶原 秀則)・『秀山窯』(里見 武士)・『原彦窯』(梶原 正且)
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